機能性表示食品ヘルスクレームトレンド~注目の脈活について~
健康寿命の要である血管。血管関連のヘルスクレームの増加や、血管を健やかに保つ「脈活」といったワードも表れ、注目を集めています。
そこで今回は、血管トレンドと、脈活にぴったりの健康素材「アムラ」をご紹介します。
活性化するヘルスクレーム「血管」
下図は、2024年時点の機能性表示食品について、縦軸に届出総数、横軸に届出総数に対する過去3年度分の届出が占める割合でプロットすることにより、各クレームの市場の見通しを可視化し、ヘルスクレームごとの市場を活性化と成熟化、定番化、鈍化の4区分に分類したものです。
すると、届出件数がまだ少ないものの最近の届出が多い…つまりこれから活性化が見込まれるヘルスクレームのひとつに「血管の柔軟性」があることがわかります。
下図は、2024年時点の機能性表示食品について、縦軸に届出総数、横軸に届出総数に対する過去3年度分の届出が占める割合でプロットすることにより…
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消費者庁 機能性表示食品データベースより作成
血管の状態を整える”脈活”
血管は、酸素と栄養を全身に行き渡らせる重要な循環器です。循環器の状態を示す指標として、脈拍や血圧、脈圧(血圧の収縮期血圧と拡張期血圧の差)等があります。
加齢や不規則な生活習慣、ストレス等によって血管のしなやかさが失われたり、血管内壁が傷ついて劣化すると、脈拍や脈圧の異常の原因になります。脈圧が正常値より小さい場合、心臓から送り出された血液が手足や末梢組織までスムーズに流れず、「冷え」や「疲れやすい」といった健康課題の原因になることもあります。
"腸活"や"骨活"といった健康ワードが、一般消費者の健康意識へ大きな影響を与える今、新たな"〇活"として、全身に血液を運び、組織の機能を正常に保つために不可欠な血管の状態を整え、脈拍・脈圧・血圧の正常化を目指す“脈活”に注目してはいかがでしょうか。
そこで、血管機能、血流流動性を改善する効果が期待できる食品素材の一つ、「アムラ」についてご紹介します。
スーパーフルーツ「アムラ」
ビタミンやミネラルの他、特にポリフェノールなどの抗酸化成分を豊富に含むフルーツはスーパーフルーツと呼ばれ、その抗酸化作用の高さから、老化防止やアンチエイジング、健康効果が期待されています。
「アムラ」はスーパーフルーツの一種で、アーユルヴェーダ発祥の地、インドでは古くから健康によい果実として日常的に食されている伝承の食材の一つです。
現在は美容と健康に関する様々な機能があることが知られており、研究も進んでいます。
太陽化学はいち早くこのスーパーフルーツ「アムラ」に目をつけ、研究を進めてきました。
血管サポート「伝承」の素材
アムラの加齢による身体変化の改善効果について、血管機能、血流流動性の面からみていきましょう。
血管機能の改善作用
加齢や生活習慣の乱れなどで血管内皮細胞に炎症が起き、血栓が形成されると、狭心症やエコノミークラス症候群など様々な血管障害が起こることが知られています。
そこで、ヒトの血液(全血)にアムラ抽出物を添加し、血小板の凝集性および血液が凝固するまでの時間を確認したところ、アムラ抽出物を添加した場合には血小板の凝集が抑えられていることがわかりました*1。
また、ヒトがアムラ抽出物を長期摂取したときの影響を調べたところ、血中LDLコレステロール、血中過酸化脂質が低下する傾向が認められ、血管障害性マーカーと考えられている数値の低下が認められる結果を得られています*2。
*1安田ら(2006)日本農芸化学会にて発表
*2Kapoor et al.Contemp Clin Trials Commun.2019 Nov 27;17:100499
血流流動性の改善
アムラ抽出物を摂取することで、血液の流れが良くなることが確認されています。
成人女性6名の足指先部分の温度をサーモグラフィーで検出して体温変化温度を算出した試験では、アムラ抽出物を摂取した後、4時間後に足指先部分の冷水負荷試験を行ったところ、6名のうち5名の体温回復が改善する結果が得られました。
また、血流量は冷水負荷試験直後からプラセボ群よりも高い数値を示しました。
「冷え」や、「疲れやすい」などの軽度の健康課題がメディアでも取り上げられる機会が増えていることから、血管の健康を保ち、栄養や体温を身体に運ぶ血流の重要性は、これからますます注目されるコンセプトと考えられます。
いま注目の脈活に、伝承の素材「アムラ」をぜひご検討ください。
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