電子レンジ対応食品の「困った」を解決!顧客満足度向上にアワブレーク
チルド食品や冷凍食品といった電子レンジ対応食品は、手軽さが評価され、近年市場が急拡大しています。
忙しい共働きや単身世帯の増加に伴うニーズはもちろんのこと、コロナ禍では巣ごもり需要により長期保存可能で手軽な冷凍食品の需要が増加し、また、大手外食チェーンが通販やスーパーマーケットで冷凍食品の展開を進めたことも、市場拡大の追い風となりました。
今回は、ニーズの高まる電子レンジ対応食品について増加の背景や、商品設計に伴う課題や解決法をご紹介します!
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電子レンジ対応食品の需要増加の背景
共働き・単身世帯の増加が「簡便性」需要を拡大
冒頭でもご紹介しましたが、食品業界では「簡便性」を重視した食品の支持が高まっており、共働き世帯や単身世帯の増加により「調理の手間を省きたい」というニーズが強まっています。
総務省の家計調査によりますと、1世帯当たり1か月間の調理食品*1の支出は増加の一途をたどっています(下図)。
また、農林水産省の調査では、単身世帯や共働き世帯の増加により外食よりも加工食品・調理食品への支出が今後も増えるとの予測もあります。*2
総務省統計局「家計調査」より作成
高齢者世帯の増加
2025年現在、日本の65歳以上人口が約3割を占める中、買い物や調理が体力的に困難な層にも、簡便な電子レンジ対応食品へのニーズが高まっています。
総務省の家計調査によりますと高齢者世帯(二人以上の世帯、65歳以上の者がいる世帯(世帯主が65歳以上))におきましても、1世帯当たり1か月間の調理食品の支出は増加の一途をたどっています(下図)。
総務省統計局「家計調査」より作成
電子レンジ対応食品での課題
加熱ムラの問題
電子レンジは加熱に偏りが出やすく、食品の一部が冷たく残ったり、逆に一部が過加熱で乾燥したりすることがあります。
特に肉や冷凍野菜などは過加熱の原因になります。
また、主菜と副菜、あるいはソース付き複数食品などでは、「同時に最適温度に仕上げる」ことが難しいです。
対策としては、水分量と油分の調整、具材のサイズといった製品設計の工夫や、専用容器や包材が使用されています。
急加熱による異臭
冷凍食品は緩やかに一次酸化物が蓄積しますが、二次酸化物へ分解しませんので見た目や冷凍状態の臭いには影響がほぼありません。
一方でレンジアップ時に急加熱された場合、一次酸化物が分解して二次酸化物(異臭成分)が生じる事例があります。
弊社の酸化防止剤スーパーエマルジョンTSで解決できる場合がございます。
吹きこぼれのリスク
加熱時に袋や容器が破裂するリスクがあります。
自動蒸気排出機能付きパウチなどの開発が進んでいますが、コストアップの要因になります。
<吹きこぼれが起きやすい食品>
①汁物・麺類・スープ
加熱中に沸点を超えると泡が一気に立ち、器の縁を越えて吹きこぼれやすい。
特にラーメンやレトルトスープで多発。
②牛乳やおかゆ
表面張力で膜ができやすく、突然「ボコッ」と吹き上がる。
③卵料理(茶碗蒸し・卵スープなど)
たんぱく質が急に固まると、内部から気泡が押し出され吹きこぼれを引き起こす。
電子レンジ対応食品の顧客満足度向上に向けて
太陽化学では、長年培った界面制御技術を活かし、食品メーカーが抱える様々な課題解決に取り組んでいます。
食品用消泡剤「アワブレーク」は太陽化学の界面制御技術が駆使された主力商品の一つであり、製造工程中に発生する泡の消泡はもちろんのこと、電子レンジ対応食品の吹きこぼれについても食品メーカー様にご活用いただいています。
貴社商品のお客様の満足度向上に、是非アワブレークをご検討ください。
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アワブレーク詳細資料につきまして、下記リンクよりご紹介しております。
是非こちらよりご覧ください。
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*1 農林水産省WEBサイト
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r2/r2_h/trend/part1/chap2/c2_2_00.html
*2 調理食品「工業的加工以外の一般的に家庭や飲食店で行うような調理の全部又は一部を行った食品。冷凍調理食品,レトルト食品及び複数素材を調理したものも含める。」(総務省統計局)